こんばんは、工藤です。
先日お店に初来店してくれた若いお客さんが、
チャンピオンのリバースウィーブを探しており、
会話の最中、このような質問をされました。
「古着は何を基準に選べばいいんですか?」
非常に難しい質問です(笑)
古着に限らず、服を選ぶ基準は人それぞれなので。
ヴィンテージとされるタタキ→単色タグ、
トリコタグ→刺繍タグ→現行物に至る流れや、
カレッジ中心のプリントが多い中での
ミリタリー物や珍プリント物。
多色使いのクレイジーパターン物などなど。
今回はお題がリバースウィーブでしたので、
上記の内容をサラッと話し、締めの一言。
「パッと見で気に入った物を選べばいいんだよ。」
これから古着を好きになっていってくれる有望な若者を、
最初に「古着は難しい」と思わせては古着界の損失です(笑)
結果、、、
本人が気に入ったプリントを2着選んでくれました。
今回に限らず、
「古着を着たことない」や「最近興味を持った」
というお客さんから、
同様の質問をされる事が多々あります。
どうぞ自分が気に入った物を自信を持って選んでくださいね!
それを元に色々とアドバイス出来る部分はバチっとしますので!!
そんな流れから今回は久しぶりの、
「古着の楽しみ方」シリーズ。
最後に過去のエントリーもリンクしてありますので、
古着に興味のある方はご覧になってみてくださいね。
古着屋の人間は大抵、
新品のデザインを見て思います。
「これのデザインベースは〇〇だな。」
「〇〇のディテール取り入れてんな。」
過去の服(古着)が
デザインの参考になっていることは多いんです。
本日オンライン用に撮影したアイテムに、
一目見て「にやけてしまった」一着がありました。
ノーブランド(無名ブランド)のケミカルジーンズです。
何にニヤっとしたかと言うと、
「Lee 200」とそっくりなんです。
決してこのパンツが偽物とかパクリとか
って訳ではありませんからね!
Levi’sやLee等の代表アイテムは完成されたデザイン。
当時から多くのブランドがサンプリングしています。
このように気付ける事も古着の楽しみ方なんですよ!
同じデニム素材で比べたかったのですが、
ただいま在庫にLeeのジーンズが無かったので、、、
コーデュロイパンツでの比較です。
さてパーツを見ていくと、
【バックスタイル】
ポケットの形やピスネームの位置、
ベルトループの数。
多分ポケットのステッチ(レイジーS)は
Levi’sのアーキュエイトステッチ同様、
商標登録されていると思うので使えません。
直線に(笑)
特徴的なカンヌキ。
まあブランド名が「RIDERS」なんで、
その時点で8割方確定ですが(笑)
※本家のメインライン「Lee RIDERS」
【フロントスタイル】
これも特徴的なリベット。
※コーデュロイはリベット打ってありません。
フロントボタンもLeeを意識した仕上がり。
ユニオンチケットが付く位置も同じ。
アメリカ製でございます。
ブランドはメジャーではありませんが、
作りはメジャーブランド同様しっかりとってこと。
そこが当時のアメリカ古着の良い所でもあります。
古着の楽しみ方は人それぞれです。
今回の内容も女子受けは期待出来ませんが、、、
古着好き同士なら酒のつまみになりますね(笑)
過去の小ネタ。
古着の楽しみ方「パキ綿」
古着の楽しみ方「タグ」
それでは、また。
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